こんにちは。

東京は桜の開花宣言もされ、すっかり春めいて参りました。

ドイツのケルン観光の投稿からしばらく間が空いてしまいました(^-^;

さてさて、今回は「かんしょう」に行ったお話です。

つい先日、水戸の「偕楽園」とそのすぐ近くにある「茨城県近代美術館」に行ってきました。

偕楽園の梅はすっかり見頃を終えてしまい・・・少々残念・・

 

偕楽園で梅を「観賞」した後は、「茨城県近代美術館」で開催されている「東山魁夷 唐招提寺御影堂障壁画展」へ、絵画の「鑑賞」に。

名前の通り、いつもは奈良の唐招提寺の御影堂にある障壁画です。

こちらの壁画、通年の一般公開はされておらず、

「毎年6月6日の開山忌の際、前後合わせて3日間だけ公開されますが、平成27年から始まった平成大修理のため、今後数年は拝観が叶いません。この通常非公開の障壁画全68面を、一堂に、しかも間近で鑑賞できる絶好の機会です。」

という、美術館の案内に吸い寄せられるように観に行きました。

こちらの壁画を手掛けた東山魁夷先生は、

「鑑真和上の御心を慰めるため堂内の障壁画を新たに描いてください。」

と、仕事を依頼された際、鑑真和上と対面する為、唐招提寺を訪れたそうです。

そして、多くの苦難を乗り越えて中国から来日し唐招提寺を開基した鑑真和上に心打たれ、鑑真和上に捧げるため、他の仕事はすべて断り生涯をかける気持ちで、10年の歳月をかけこの仕事に取り組んだそうです。。。

私はこの話に心打たれました。銅像を観て多くのことを感じる心の豊かさ感受性の強さ。

そして、生涯をかける気持ちで1つの作品(仕事)に取り組む。。。とてもかっこいいです。

壁画の濤声の部分は、2次元の絵画なのに、まるで波が立っているかのような臨場感でした。海の青色の出し方も素晴らしい。

スケッチや下図を通じ、障壁画の完成に至る制作過程までも展示していて、とても感慨深かったです。

「唐招提寺御影堂障壁画 濤声(部分) 昭和50年 唐招提寺蔵」を茨城県立美術館のHPより 掲載させていただきました。

そしてそして、、、偕楽園と美術館の間には池があり・・・・

白鳥と鴨が餌を求め「干渉」し合ってました。

(この「かんしょう」は少し強引ですね、、、♪(´ε` ))

人慣れしていてとても可愛かったです。